Scene004 再開発の夢の後(2004/07/15)

とある地方都市の駅前再開発の実施設計である。しかし、この駅前再発、マンションのデベロッパーは決まらず、商業施設のキーテナントは実施設計終了後に撤退を表明して、このままの計画で実現することにはならなかった。
その後、スケールを縮小した再構築案を作成し、テナント・ディベロッパーも無事決まり無事着工にこぎつけている。この実施設計はまったくもって架空のプロジェクトとなってしまった。この総勢10万平米の大事業は、周辺の都市スケールからすれば巨大で、本当にこのまま完成していれば完全に浮き上がり、問題を引き起こしていただろう。
東京では、かつて見たこともない密集した高層ビルの群れを再発事業が生み出している。それだけを見ているとどこが不景気だといいたくなるが、その一方で地方では数多くの再開発事業が経済的事情で凍結している。しかし、見直された結果、周辺の都市スケールにあったよりよい案になっていく場合もある。経済的な事情がよりよい建築を生み出す場合もあるのだ。
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